2022/09/28

改めて言いますが、スターサービスは儲かりません!

 1代理店あたり100回線くらい契約が取れると月収16万円ほどのサポートコミッション(メイン報酬)が稼げて、年収にすると代理店費用や資格維持のための費用18万円を差し引いても170万円くらい稼げるのだそうです。凄いですね。

 さらに、 ユーザー募集そっちのけで代理店ばかり獲得すると上記の他にデイリーコミッションと言って月額12万円ももらえるそうです。なんかおかしいですが凄いですね。代理店を募集しまくってユーザー獲得0でもそのほうが月額12万円も多くもらえるんですよ。年収に換算すると144万円、合計で300万円オーバーです。一流企業の厚生年金並みですね。

 さぁ、ここから現実的な話をします。
 実際はどうでしょうか。
 現在、代理店数は概算で20,000~30,000代理店あります。ということは1代理店あたり100回線契約するとスターモバイルユーザーは200万回線~300万回線も獲得できる見込みがあるという前提での説明と思われます。本当にそんなことは可能でしょうか。
 
 無いです。無理です。
 取らぬ狸のなんとかとはまさにこのことです。

 ちなみに今田美桜さんや米倉涼子さんを使ってあれだけ宣伝してきた楽天モバイルでさえ思うようなユーザー獲得に至っておらず500万人がやっとです!

 スターサービスは確かに現在の報酬率は高いですが、広告料をかけないクチコミビジネスで展開してどれだけ利用者を獲得できるのか甚だ疑問です。いいところ楽天モバイル10分の1程度ではないでしょうか。
 代理店:ユーザーの比率が絶望的な1:1.5ほどの割合である現状を考慮すればいかにユーザーを獲得することが難しいかがわかります。セミナーではひたすら代理店を募集するように説明されていますが、その理由は過去投稿に詳しく書きました。

 前置きが長くなりました。では計算します。
 スターサービスのユーザーを多く見積もって50万人と仮定した場合、1代理店当たり単純平均で何人のユーザーを獲得できるでしょうか。
 
 500,000回線÷30,000代理店=約16回線獲得(1代理店あたり)
 500,000回線÷20,000代理店=約25回線獲得(1代理店あたり) 
 
 16回線、25回線の場合の報酬はいくらでしょうか。
 16回線×1,603円(1回線当たりの最高報酬限度額)=25,648円
 25回線×1,603円(1回線当たりの最高報酬限度額)=40,075円
 もちろん、100回線以上出せる人は少数ながらいるとは思います。しかし、現実はこの程度なのです。

 では、別の見方をしましょう。
 結局同じ事を言っているのですが…
 会員数50万人と仮定して得られる金額のうち、報酬に充当できる額はいくらでしょうか。
 500,000回線×1,603円(※)=801,500,000(約8億円/月)
 (※)4,860円のうち1,603円は報酬に充当、それ以外はキャリアに支払う費用(売上原価相当)

 現在2万代理店ある場合
 801,500,000÷20,000=40,075円(1代理店あたり月収)

 現在3万代理店ある場合
 801,500,000÷30,000=26,716円(1代理店あたり月収)

 要するに50万会員を達成した場合は月額約8億円の利益が出て、それをすべての代理店に均等に分配すれば現在の代理店数を基に計算すると月収約26,000円~40,000円という常識的な金額に落ち着くのです。しかも最初に述べましたがこの数字は以下の条件に変更がない場合に限ります!
 
 ①ユーザーが常時50万人以上いる
 ②1回線当たりの報酬充当額が他社を大幅に上回る33%(1,603円)を今後も維持できる
 
 しかもまだあります…そうです。ネットワークのトップがこんなに安い報酬であるわけがありません。月に1千万円も2千万円も稼いでいます。総報酬充当額の上限が決まっているのにこの法外な報酬です。それもゴロゴロいます。1人で何ポジションも持っています。そうなると下の方の代理店さんは実は単純平均よりもずっと少ない報酬しかもらえていないのです!0円の代理店も相当数に上るでしょう。
 
 それでもスターサービスは稼げると思いますか?

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