クチコミビジネスだから広告宣伝費が最小限で済むので良品質で提供、報酬額も高い！の「嘘」

　この事業の説明を聞いて感心している人は計算ができていません。簡単な数字を用いて説明します。

　某Aモバイル社は1億円の広告宣伝費をかけて10万人のユーザーを獲得した

　【計算】1億円÷10万人＝1,000円

　(1人獲得に費やした額)

　某Bクチコミビジネス社は100万円の広告宣伝費を使って1,000人のユーザーを獲得した

　【計算】100万円÷1,000人＝1,000円

　(1人獲得に費やした額)

　クチコミビジネスは確かに広告宣伝費はたったの100万円です。1億円もかけたA社に比べればコストは100分の1で済んでいます。

　しかし、獲得人数も100分の1の1,000人だったため、ユーザー1人獲得するのにかかる費用は同額です。

　たった100万円のコストで10万人も獲得できたのならセミナーで言う通りクチコミビジネスの方が圧倒的に効率的です。

　しかし、スターサービスはそうなっていないのです。

　新規で入ってくるのはお金を儲けたい代理店ばかりで純粋なユーザーはちっとも増えていません。純粋なユーザー数がお金を儲けたい代理店数の1.5倍程度(絶望的)しかいない現状では話にならないのです。

　ウェブセミナーでは「代理店を募集しましょう！まずは3代理店を出そう！」の大合唱ですが、肝心のユーザー募集に触れることはほとんどありません。

　ユーザー募集では儲けにならないからです。(特にピラミッドの上層部)

　スターサービスの場合、5,346円の月額利用額のうち、1,764円が報酬に割り当てられるそうです。(残りはキャリアに支払う回線使用料、他コスト)

　しかし、大手3キャリアで代理店をしていた経験がある人なら驚いたと思いますが、1台当たり月額1,764円も報酬に割り当てられるなんて話は聞いたことがありません。せいぜい数十円か多くても400円、500円といったレベルです。これは高い報酬を出すスターサービスが優秀だと言っているのではなく、何らかのカラクリがあるから高いのです。

　もう何度も出てきていますからお分かりですね。

　そう、あなたが支払っている代理店費用、年額99,000円が原資となっているのです。

　1,764円(月額)×12(年)　＜　代理店費用8,250円(月額)×12(年)

　1人のユーザーを獲得するよりも1人の代理店を獲得した方が4倍以上も儲かるのです。

　どうりで「ユーザー募集しましょう！」なんて非効率なことは言わないわけです。

　ちゃんと数字で説明しました。それでも代理店になりますか？代理店を続けますか？