セミナー講師の方々はキャズム理論を持ち出して普及率16%の壁をぶち破ると加速度的に普及が進み、現在2億回線もある携帯電話ユーザーの多くが格安sim市場に流れ込んでくるかのような説明をしています。
一例として洗濯機の場合で説明しましょう。
手洗いだった洗濯が撹拌式洗濯機の登場で機械が衣類を洗う時代が来ました。その後小さな改良はあったものの二層式洗濯機で一気に普及が進み、その後の全自動洗濯機、ドラム式洗濯機となり現在は縦型の乾燥機能付き全自動と乾燥機能付きドラム式がシェアを二分しています。
この洗濯機に例えるなら、縦型全自動洗濯機を選ぶかドラム式洗濯機を選ぶかというレベルの話なのです。どちらも使っていますよね。
ドラム式洗濯機は16%を境目に一気に加速しましたか?
いいえ。
ドラム式洗濯機は2013年~2014年ごろに普及率が16%に達しました。しかしそこからも緩やかではあるものの順調にシェアを伸ばしています。当たり前ですがキャズム(普及率停滞、大きな溝)は発生しませんでした。
携帯電話も同じです。格安simも選択肢の一つに過ぎず、普及率16%の壁を突破したからといって加速度的に普及率が上がることはありません!
現在の格安simは未常識でもなんでも無く、もうすでに常識です!
でも、緩やかでも普及率が上がるならいいでしょと思っている浮かれた代理店の皆さん!
いったいどれだけの人が格安sim市場に流れ込んでくると思いますか?そしてスターサービスはそのうち何%を獲得することができると思いますか?目標は180万回線らしいですね。(無理、キッパリ!)
スターサービスにはチャンスはありませんが、後日数値で示したいと思います。
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