2022/10/03

この違法行為を違法でないものにする方法は実は簡単(たぶんやらない)

 物販ではないものの、格安simカードという商品、Docomo、Softbank、auのいずれかの契約をするため違法な報酬さえなければ合法となります。
 問題は法外な報酬を得ているネットワークの上層部がそれを受け入れて法律に違反しない範囲内での報酬に抑えることができるかどうかです。

 では、どのくらい下げれば法に触れないのでしょうか。

 まず、スターサービスが得られる売上高のうち、売上総利益に相当する部分を計算します。会社はその売上総利益部分を全て代理店の報酬に回すということを配布しているプレゼンテーションノートに記載していますので間違いありません。

 では計算します。(税別で計算)

 1回線の売り上げ高→4,860円

 利用者数
 50,000人と仮定
 (ただし、この回線数には代理店になるための条件として1契約必須のため、純粋なユーザーは代理店数を差し引いたものと思われます。ただし、代理店であってもユーザーとしての利用料金は支払っているので人数に加えます。)

 売上原価
 3,257円(月額利用料の67%)

 売上総利益
 1,603円(月額利用料の33%)

 以上のデータより、
 報酬に充当できる上限額の計算式は、
 月額利用料×利益率×ユーザー数
 =月額4,860円×33%×50,000人
 =80,190,000円(約8,000万円/月)→報酬原資

 年に換算すると
 月額利用料×利益率×ユーザー数×12ヶ月
 =4,860円×1,603円×50,000人×12ヶ月
 =962,280,000円(約10億円/年)→1年間の報酬原資

 上記金額が代理店全体で分けることのできる上限です。
 上限です。
 これ以上報酬を出した時点で違法ということになります。

 では、実際プレゼンやプレゼンノートに書かれている報酬はどうなっているでしょうか。

 以前の投稿で詳しく載せたのでここでは簡潔に書きますが…

 なんと、その33%部分は直接紹介者を出した代理店にすべて支払われるのです!

 全ての代理店の報酬率が33%であるわけではなく、スタートは10%のため、33%との間には23ポイントの差がありますが、この差額はその上の代理店にすべて支払われるので結局全部支払われており、この時点で儲けた利益はすべて使い切っています。←ここ重要

 ここまでなら違法性はありません。現状、代理店全体に与えることのできる上限額は20,000~30,000代理店に対して月額8,000万円です。単純平均だと1代理店あたり2,000円~4,000円程度という計算になります。少ないですね。これが現実です。
 ここで止めれば誰も文句は言いません。
 が、これでは2段上からピラミッドの頂上までの代理店には報酬が回りません。

 そこで、違法なのはここからです。

 このスターサービスの報酬プランにはこれだけではなく、他に10~11もの報酬プランが存在しています。
 これはいったいどこから支払われているのでしょうか。
 会社には最大でも月8,000万円しか残らないのに、上記で既に8,000万円全部払い出しているのです。

 これから代理店になろうとしている人やなってしまって後悔しかかっている人は計算しなければなりません。

 もう一度言いますが現状、会社には報酬原資として月8,000万円しか確保できていないのです。
 人件費や家賃、通信費や研修費、交通費、接待費などすべての経費を月7,500円の業務委託費で賄ったという条件で僅か8,000万円しか残らないのです。
 この状況でなぜピラミッドの頂上付近の代理店は1,300万円ももらえるのですか?それも何口もあって1,300万円とは言わなくとも月に500万円~1,000万円を貰っている人がゴロゴロいるのです。彼らだけで既に8,000万円を大幅に超えています。
 では、その報酬はどこから得ているのかということです。

 もう、何度も言っていますが、原資はあなた方が支払った業務委託費7,500円(代理店費用)なのです!!!!

 だいたい、100人程度の会社に業務管理をするための費用として年間20億円も30億円もかかるはずがないのです!
 最も負担の大きい人件費ですが、仮に時給1,500円で100人雇ってもフルタイム8時間で1日120万円、1か月20日勤務で約2,400万円、年換算でも2億8,800万円しかかからないのです!

 業務委託費とは名ばかりで、大部分はねずみ講の報酬になっているのです!
 セミナーでは繰り返し、
 「たったの7,500円(税込8,250)円で携帯ビジネスができる!」などと煽っていますが冷静に考えてください。年間99,000円です!
 しかも毎年…
 現在代理店として登録している人は延べ(※)20,000人~30,000人います。彼ら全員が年間99,000円支払っているのですが合計はいくらになるでしょうか。

 (※)延べと書いたのは一人で何ポジションも取っている人(特にピラミッドの頂上付近を中心に)がいるため「延べ」

 20,000代理店×8,250円×12か月=19億8,000万円
 30,000代理店×8,250円×12か月=29億7,000万円

 少なく見積もって20000代理店であったとしても20億円近い業務委託費が会社に積みあがるのです!
 これが11もある報酬プランの原資なのです!
 通信費から得られる利益8,000万円とは桁違いの金額です!

 セミナーでは繰り返し以下のように指導されます。
 「ユーザー募集はしなくてもいい、とにかく代理店を紹介しなさい」

 当たり前ですよね。
 ユーザーから得られるお金はたったの1,603円です。しかもこのお金は紹介(契約獲得)した代理店かその1つ上の代理店にすべて支払われます。

 一方、代理店契約から得られるお金は携帯の契約1回線から得られる1,603円に加え7,500円(税別)もの業務委託費に名前に化けた報酬原資を得ることができるのです!

 どちらがネットワークの親玉にとって都合がいいでしょうか。後者に決まっています。

 新規で代理店となった人は自分の損益分岐点を上回る報酬を得るためには直紹介の代理店を3人増やす必要があり、代理店が3つ増えればまたそれぞれが3人ずつの代理店を獲得して損益分岐点を超えるという、
 まさに鼠算式に代理店ばかりが増える構図なのです!

 もっとも、その過程でユーザー数が爆伸びすれば何の問題もないのですが、純粋なユーザーがほとんどいない現状では代理店を増やすこと以外にネットワークの親玉の報酬を数千万円も与える方法がないのです!

 あなたはどこまで行っても代理店を増やすこと(違法)しかできないのです!これをビジネスと言えますか?恥ずかしいだけです!友達も減らします!

 代理店契約を検討している方々、代理店になってしまって迷っている方々、ここまで書いてもまだ理解できませんか?

0 件のコメント: