2022/11/07

エバンジェリストの費用負担が代理店を苦しめる

 まず、この説明をする前に代理店活動をしている人は大きく分けて2つのパターンに分かれていることについて説明します。
 
①他人を犠牲にしてでも自分さえ儲ければいいという拝金主義者
 代理店ばかり勧誘してユーザー獲得には見向きもしない。(大多数、あろうことかそのように指導される)
 【マトリックス組織】大きく膨れ上がる、とにかく大物ネズミを探す。
 【ユニレベル組織】直紹介は代理店ばかりでユーザーはほぼ0。大物ネズミ代理店が何人か横一列に並び、数人獲得すればそれ以上直紹介する必要が無い。ただし直下、もしくは2段下に大物ネズミがいると「リーダーシップコミッション」という、これも悪魔の報酬に大きく影響するためネズミ親分を探して「代理店の直紹介」に励む人もいる。それでもユーザー獲得には一切関心を示さない。
 
②本来のビジネスを全うするユーザー獲得特化型
 極めて少数、アップラインからは勧められていない。
 【マトリックス組織】ほとんど広がらない、もしくは0。ユーザーはマトリックス組織上には反映されないから。(しかもユーザーは代理店やユーザーを紹介できない)
 【ユニレベル組織】ユーザーは直下に獲得人数の数だけ横一直線に広がる。そもそも直下に並んだ人はユーザーばかりなのでマトリックス組織上は必要最低限(基本的に3人~)しかおらず、そこから得られる報酬はほぼ0、同時にリーダーシップコミッションもほぼ0となり、細かい報酬はあるものの、サポートコミッション、つまりユニレベルにおけるアクティブユーザーの数だけが生命線となる。
 
 ここからは②のタイプに関する重要な問題です。
 上に示した通り、ユニレベル組織上(直紹介)ではそのすべて、もしくはほとんどが代理店の人と、逆にほとんどがユーザーの人に大きく分かれるはずです。ただしどんなにユーザーばかり紹介している②のタイプの代理店であったとしても代理店を1人も獲得できずにいれば報酬率はずっと10%(1回線あたり486円、10人以上なら15%の729円)しかないため、ユニレベル組織図上で少なくとも3系列で1人ずつ代理店を出しているはずです。これはスターで食べていくための最低条件となります。3人は必ずしも直紹介である必要はなく、間に取次店が挟まっていても可能です。ただし、3系列は必須です。ここで勘違いしてはいけないのはマトリックス組織図上での2系列とか3系列とかどっちを選択するかという話とは全く関係ないということです。ここは十分に理解してください。
 
 スターサービスの本来のメイン報酬であるサポートコミッションは10%→15%→20%→最大25%の順番にそれまでの実績に応じて上がっていきます。説明会ではサポートコミッションの率を最大の33%である前提で話を進めていますがこれにはたいへん違和感があります。なぜかというと報酬率33%になるためには本人の努力ではどうにもならないからです。
 ではどうすれば33%になるのか。それがエバンジェリスト(25%→30%→33%)になるための費用負担です。報酬率アップをお金で買うのです。負担額は月額8,250円です。これはあなたが毎月支払っている業務委託費8,250円とは別です。つまり、合計毎月16,500円支払わなければ報酬率を最大の33%に上げることができないのです。直紹介ユーザー100人いてもダメです。
 
 このエバンジェリストは曲者です。いつでもなることができるのですが、直紹介者が少ない状況ではかえってマイナスとなるため、一定程度の直紹介者ユーザー(ユニレベル組織上)がいて、かつ数が安定していることが前提です。25%→33%までは8ポイント、額にして
 4,860円×33%-4,860円×25%=1,603-1,215
 =1回線当たり388円(税込426円)
 
 エバンジェリストの費用を吸収するためには、
 8,250円÷426≒20回線以上が必要
 
 なお、30%→33%になるためにはエバンジェリストになってから一定の条件を満たした状態で3か月継続できれば昇格可能なのでエバンジェリスト(シルバー)になれば3か月後自動的に33%(ゴールドエバンジェリスト)になることからここでは30%についての説明は割愛します。
 また、エバンジェリストはいつでもなれることができるため、25%の報酬率にならなければエバンジェリストになれない、ということではありません。このあたりの細かい説明も割愛します。
 
 直紹介で20回線以上であることが計算上の損益分岐点ですが、実際はあとに説明する「差額コミッション」との兼ね合いでそれより少なくても取得しておいた方がよいと考えることができます。しかし…
  エバンジェリストをお金で買うことには3つの大きなリスクが伴います。
 
・直紹介者の解約などで人数が減ってしまった場合はエバンジェリストで支払っている8,250円が原因で損益分岐点が上がってしまい、その結果利益が減ってしまう、もしくは解約者が増えると赤字になってしまう。
・一度エバンジェリストを解約すると二度とエバンジェリストになれない。
・そもそもエバンジェリストになるための費用が高すぎる。(年間99,000円)
 
 マトリックス上で既に大きな組織が出来上がっている代理店ばかりを紹介している代理店にとっては既に高額報酬を得ているためかすり傷程度(というか報酬額にほとんど影響しない)に感じても、ユーザー獲得中心に活動してきた本当の意味でのアクティブ代理店にとってはマトリックス上で計算されるスター最大の報酬がほぼ0に近い状態であるにもかかわらず直紹介ユーザーの獲得にこれだけ不利な条件を付されるとたいへん厳しいです。

 そもそも代理店になったこと自体が正解なのかそうではないのか。以下の金額は常に意識してください。
 
 スターサービスに参加せず他社の格安simユーザーになっていたら…
 1,000円~3,000円程度(年間12,000円~36,000円) 
 
 スターモバイルユーザーになったら…
 5,346円(年間64,152円)
 
 スターモバイル代理店になったら…
 5,346円+8,250円(業務委託費)=13,596円(年間163,152円)
 
 スターモバイル代理店+エバンジェリストになったら…
 5,346円+8,250円(業務委託費)+8,250円(エバンジェリスト)
 =21,846円(年間262,152円)
 
 エバンジェリスト登録は報酬率を大きく上げる一方、年間26万円以上の負担を強いられることから勧誘がうまくいかなかったり解約者が増えだすと諦める決断を早めてしまう諸刃の剣となります。
 エバンジェリストはスターサービスの中で業務委託費を除き唯一お金を支払って権利を買う報酬プランです。思わずエバンジェリストになってしまった代理店の皆さんは新規ユーザーを出し続けるしかないのです。本来8,250円でよかった(それでも高い!)はずの費用負担がいきなり2倍の16,500円に膨れ上がるのです。
 
 代理店獲得よりも難しいユーザー獲得です。価格だけではないユーザー獲得が難しい問題はまたの機会に投稿します。
 また、長くなってしまったため「差額コミッション」についても別の機会に書きたいと思います。

 結局、何が言いたいかというと…
 ユーザー募集のためのハードルは上げておいて代理店募集のハードルは報酬アップなどでやりやすくする…どこまでもがめつい親ネズミ連中…10ACTコミッション(代理店10人獲得)の報酬が2倍とか…もうおかしいですね。
 当たり前ですよね。親ネズミが大儲けするためには喜んで使っていただけるユーザー、ではなく、カモになってくれる「代理店」が必要なのです。

 ユーザー不在の代理店無限連鎖講にいつまで加担するのですか!!
 目を覚ましてください!!
 こんなのはビジネスではありません!!

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

親ネズミのインスタを見ると説明会という名のもとの勧誘会ですが女性ばかりが目立ちますね。そして何故か質疑応答がないという不思議。